アッコ「名刺が届いたら、電話番号の数字がひとつ違ってた…」。印刷物の失敗は、刷り直しでお金も時間もかかります。しかも、気づくのは届いてから。



アッコさん、ネット印刷って安いけど、データを送るのが怖いです。何を見ればいいんですか?



見るところは決まっています。入稿ボタンを押す前に、この5つだけ確認してください。
- 印刷で失敗しやすい場所は「文字」「ふち」「色」の3か所に集中していること
- 入稿前に見る5つのチェック項目(順番どおりに見れば5分)
- 失敗したときの「刷り直し」を小さくする注文のコツ
この記事は、名刺・チラシ・ショップカードなどを自分でネット印刷に出す方、デザインを依頼した後に最終確認をする方に向けて書いています。
チェック1:文字(電話番号・住所・URL)を声に出して読む
いちばん多い失敗が、電話番号・住所・メールアドレス・URLの打ち間違いです。目で追うだけでは気づけないので、声に出して1文字ずつ読むのがいちばん確実です。できれば、本人以外の人にも読んでもらってください。
特に見落としやすいところ
- 「0」と「O(オー)」、「1」と「l(エル)」
- 郵便番号のハイフンの位置
- 営業時間・定休日(去年のままになっていませんか?)
- QRコードは、必ずスマホで読み取って正しいページに飛ぶか確認
チェック2:ふちから3mmの内側に文字が入っているか
印刷物は、大きな紙に刷ってから切ります。切る位置は少しずれるので、ふちギリギリに文字があると切れてしまいます。文字や大事な要素は、仕上がりの線から3mm以上内側に置いてください。



逆に、背景の色や写真をふちまで入れたいときは?



その場合は「塗り足し」といって、仕上がりの線より3mm外側まで色を伸ばしておきます。これがないと、ふちに白い線が出ることがあります。
チェック3:色が「CMYK」になっているか
パソコンの画面はRGB(光の色)、印刷はCMYK(インクの色)です。RGBのまま入稿すると、画面で見た鮮やかな青や緑が、くすんだ色で仕上がることがあります。
- デザインソフトなら、ドキュメントのカラーモードをCMYKに
- Canvaなら、ダウンロード時に「PDF(印刷)」を選び、カラープロファイルをCMYKに
- 画面の色と印刷の色は必ず少し違う、と知っておくだけでも失敗が減ります
チェック4:写真・ロゴの解像度は足りているか
Webサイトやスマホの画面用の画像は、印刷には粗すぎることがよくあります。目安は原寸で350dpi。ロゴは、できればデータ(ai・svg・PDF)をもらって使うのがいちばんきれいです。
スマホで撮った写真は、だいたい大丈夫です。SNSから保存した画像やホームページから取った画像は、ほぼ足りません。
チェック5:PDFにして、もう一度「紙に」印刷して見る
最後に、入稿用のPDFを家庭用プリンターやコンビニで一度印刷してみてください。画面では気づかなかった「文字が小さすぎる」「色が薄い」「余白が狭い」が、紙にすると一発でわかります。



なるほど、画面じゃなくて紙で見るんですね!



そう。印刷物は紙で見て初めて「完成」です。この1枚のテスト印刷で、刷り直しが何度も防げます。
失敗したときの被害を小さくする注文のコツ
- 初回は少なめに注文する(名刺なら100枚、チラシなら最小ロット)。問題なければ次から増やす
- 納期を急がない。特急便は見直す時間を奪います
- データは必ず手元に残す。増刷や修正がすぐできます
まとめ
- 1. 電話番号・住所・URLは声に出して読む。QRはスマホで確認
- 2. 文字はふちから3mm内側、背景は3mm外側まで伸ばす
- 3. 色はCMYKに
- 4. 画像は原寸350dpi。ロゴは元データで
- 5. 入稿前に一度、紙に印刷して見る



「データのチェックだけ見てほしい」というご相談も大丈夫です。名刺・チラシのデザインから入稿まで、まるごとお任せいただくこともできます。


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